非常に珍しい天文現象「金星の日面通過」が今年6月に発生
2012年に最も期待される気象現象「金星の日面通過」が6月6月に中国で見られる。観測時間は6時間にのぼり、中国の大部分の地区で観測することが可能だ。
天津市天文学会の趙之コウ(=王へんに行)理事によると、 金星は地球よりも内側の軌道を公転しており、地球?金星?太陽が一直線に並ぶときに地球から金星を見ると、金星のシルエットがまるで黒点のように太陽の表面をゆっくりと通過するのが観測できる。これを「金星の日面通過」と言う。
「金星の日面通過」は数時間にわたって観測でき、鑑賞性は高くはないものの、非常に珍しい現象だ。短期間に2回の日面通過がセットになっており、1回起こると8年後にまた起こるが、その次は100年以上の間隔があく。前回は2004年6月8日に発生し、今年6月6日はセットの2回目となる。その次に発生するのは2117年12月11日のこととなる。
今回の「金星の日面通過」では、中国は最も良い観測地点の1つであり、ほとんどの場所から全行程を観測できる。もし天気がよければ、小さな「ほくろ」のような金星が太陽表面をゆっくりと通り過ぎるのを観測できるだろう。金星が太陽表面に入る時刻は北京時間6時9分41秒、太陽表面から出る時刻は12時49分31秒。
専門家によると、「金星の日面通過」を観測する際には1点だけ注意が必要だ。裸眼で太陽を直視すると、失明の恐れがあるため、観測の際には必ず専門の日食グラスなどを用意し、普通のサングラスなどを使って直接太陽を観測してはならない。
省都済南

教育
済南は山東省の文化、教育の中心とする。省都のため、多くの高等教育機関が済南に集まっている.

経済の発展
済南は中国近代歴史での第一の商埠を創設し、開港して、近代の中国内陸都市の中で商売と対外開放をする先駆けとなった。

歴史文化
済南市は中華文明の発祥地の1つで、約3千年の歴史を持ち、国に公布された最初の歴史文化名城である

旅行案内
「天下第一泉」といわれるホウ突泉、湖畔に伝統的建築物が残る大明湖、摩崖仏が多く彫られたことからその名がついた千仏山は済南の“三大名勝”と呼ばれる。

七十二名泉
済南は“泉城”と呼ばれる。2005年9月に実施した≪済南市名泉保護条例≫の中に合計645処の名泉がある。

済南について
済南市(さいなんし)は中華人民共和国山東省に位置する副省級市。山東省の西部に位置し、省都として省内の政治、経済、科学技術、文化、教育、旅行、の中心としての地位を占める。