済南について

一、済南の概況 

　済南市（さいなんし）は中華人民共和国山東省に位置する副省級市。山東省の西部に位置し、省都として省内の政治、経済、科学技術、文化、教育、旅行、の中心としての地位を占める。済南は約2600年前にこの地に城郭が建てられたのが始まりといわれている古い歴史を持つ都市で。済水という川の南にあったことから済南と名付けられました。市中を「中華民族の母親河」と呼ばれる黄河が流れ、現在、済水は黄河の一部となっています。南には「世界自然文化遺産」の泰山が控えている。城内に「天下第一泉」と呼ばれる趵突泉をはじめとする「七十二名泉」と呼ばれる水量の多く美しい泉水があるため、都市の別名を「泉城」という。済南は六区三県一市を管轄し、総面積は8227平方キロメートル、人口は569.0万人、その中、都市戸籍の人口は260万人である。

　済南ではハイテクと情報産業が非常に発達し、IT 産業の経済総量は中国の第4位になっている。建築面積が16万平方メートル、国家レベルのソフトウェア開発基地“斉魯ソフトウェア園”を持ていて、今400以上の国内外企業がそこで発展している。また、済南は良好な農業土壌と水資源を持ていて、野菜栽培の悠久の伝統があり、“国の野菜バスケット”と呼ばれ、“章丘ねぎ”、“平陰ローズ”、“槐蔭たまねぎ”など有名な農業製品を作った。国際市場では大いに注目を集めた。豊かな自然と歴史資源を持つため、国家歴史文化名城に指定されている 。