富士ソフト、山東省済南市に子会社を設立
富士ソフト科技(山東)有限公司が20日午後、済南国家ハイテク産業開発区の情報通信国際イノベーションパークに入居した。富士ソフトは日本最大の組み込み系ソフト開発企業で、山東公司は中国大陸部で設立された初の100%出資の子会社だ。済南日報が伝えた。
富士ソフトは東証一部上場企業で、グループ全体の従業員数が1万1000人に達する。2013年度の売上は連結1053億9900万円。主な事業は、スマート化技術ソリューションプラン、小売技術ソリューションプラン、デジタル技術ソリューションプラン、モバイル通信ソリューションプランなどで、中国・韓国・米国などに子会社を設立している。
山東公司は富士ソフトが済南市に設立した100%出資の子会社だ。出資額は270万ドルで、シャープ、ソニー、日立などの企業にソフト開発サービスを提供し、済南市を中心とし東アジアのソフト開発事業を展開する。同社はソフト輸出額を2014年に290万ドル、2015年に400万ドルにする発展計画を立てている。富士ソフトの入居は、済南市の情報サービス業の発展を促し、済南市の情報通信分野の世界的な知名度を大幅に高めると見られている。
省都済南
教育
済南は山東省の文化、教育の中心とする。省都のため、多くの高等教育機関が済南に集まっている.
経済の発展
済南は中国近代歴史での第一の商埠を創設し、開港して、近代の中国内陸都市の中で商売と対外開放をする先駆けとなった。
歴史文化
済南市は中華文明の発祥地の1つで、約3千年の歴史を持ち、国に公布された最初の歴史文化名城である
旅行案内
「天下第一泉」といわれるホウ突泉、湖畔に伝統的建築物が残る大明湖、摩崖仏が多く彫られたことからその名がついた千仏山は済南の“三大名勝”と呼ばれる。
七十二名泉
済南は“泉城”と呼ばれる。2005年9月に実施した≪済南市名泉保護条例≫の中に合計645処の名泉がある。
済南について
済南市(さいなんし)は中華人民共和国山東省に位置する副省級市。山東省の西部に位置し、省都として省内の政治、経済、科学技術、文化、教育、旅行、の中心としての地位を占める。