Inspur天梭K1、国家科学技術進歩賞一等賞を獲得

　　1月9日、2014年度国家科学技術賞の受賞者リストが公表され、Inspur天梭K1ハイエンドフォールトトレラントコンピュータープロジェクトが国家科学技術進歩賞一等賞を獲得した。済南市からの本賞獲得は史上初となる。inspur天梭K1は中国で一台目のハイエンドフォールトトレラントコンピューターであり、中国は米国、日本に続き三番目の32回路ハイエンドフォールトトレラントコンピューターの開発能力を有する国となった。

　　「ハイエンドフォールトトレラントコンピュータープロジェクト」は「第十一次五ヵ年計画」期間中の国家863計画における重要なプロジェクトであり、Inspurグループが開発を請け負っていた。Inspurグループは2010年8月に、我が国最初の自主的知的財権を有するハイエンドフォールトトレラントコンピューターの開発に成功し、正式にInspur天梭K1システムと命名した。この成果は、中国の重要データを自主的なプラットフォームで運用可能になったことを表しており、同時に我が国の情報化建設における自主的制御戦略の重要な一手でもある。Inspurグループは今年、自主開発による64回路大型ホストコンピューターシステムを発表する予定であり、このシステムは64個のCPUが同時利用可能で、性能が10倍以上向上され、自主化プロセスを更に推し進めるものと期待されている(済南政府ネット )。