中国北方村落文化遺産の保護事業に関するフォーラム 済南で開催された
馮氏は民間文芸家協会の主席も務め、長年、中国の民俗文化の保護活動を行っている。フォーラムでは専門家約20人と中国北方地域に点在する集落の保護活動について、意見交換を行った。同氏は中国各地の集落に足を運び、その実態を世間に伝え、保護の必要性を訴えてきた。
中国北方では主に山東省、河南省、河北省、内モンゴル自治区、寧夏回族自治区および東北の一部に古い集落が残っているものの、若者は都会に出稼ぎに出てしまい、お年寄りと子どもだけが残される現象が近年急増しているという。
同氏が独自に行った調査によると、2000年には中国全土に360万カ所あった集落が、2010年には270万カ所にまで減少。10年間で90万カ所も消滅したことが分かった。「こうした集落の価値は非常に大きい。万里の長城にも匹敵する。このままでは、貴重な民俗文化を継承できなくなる」と同氏は危機感を募らせていると
新華ネットが伝えた。省都済南
教育
済南は山東省の文化、教育の中心とする。省都のため、多くの高等教育機関が済南に集まっている.
経済の発展
済南は中国近代歴史での第一の商埠を創設し、開港して、近代の中国内陸都市の中で商売と対外開放をする先駆けとなった。
歴史文化
済南市は中華文明の発祥地の1つで、約3千年の歴史を持ち、国に公布された最初の歴史文化名城である
旅行案内
「天下第一泉」といわれるホウ突泉、湖畔に伝統的建築物が残る大明湖、摩崖仏が多く彫られたことからその名がついた千仏山は済南の“三大名勝”と呼ばれる。
七十二名泉
済南は“泉城”と呼ばれる。2005年9月に実施した≪済南市名泉保護条例≫の中に合計645処の名泉がある。
済南について
済南市(さいなんし)は中華人民共和国山東省に位置する副省級市。山東省の西部に位置し、省都として省内の政治、経済、科学技術、文化、教育、旅行、の中心としての地位を占める。